仕事や学業のため、英語学習を頑張っている方は多いと思います。
でも、ある程度の英語力は身についたと思うのに、「言ってることがイマイチ伝わらない……」「反応が薄い……」と、壁にぶつかっていませんか?
こういった現象は、英語力やコミュニケーション能力の問題だけではありません。
「英語で論理的に話す力」が不足していることが原因といえます。
日本語でやり取りする場合は、お互いに「言わなくても分かるでしょ?」と空気を読みながら話すことが多いですよね。
でも、英語でやり取りする場は、さまざまなバックグラウンドの持ち主が集まる、多国籍な空間です。
「結論を明確にして」、「筋道を立てて」話さないと、言いたいことはほとんど伝わりません。
この、「結論を明確にして」「筋道を立てて」話すということが、「論理的に話す」ということなのです。
論理的に話すということは、英語話者に分かりやすく話すということ。
話を聞いてもらうため、分かってもらうために不可欠なスキルです。
「英語で論理的に話す」とは

「英語で論理的に話す」というと、「難しい単語を使う」や「堅い表現で話す」イメージがあるかもしれません。
しかし、英語での「論理性」は、むしろ逆で、「シンプルに」・「わかりやすく」話を組み立てることをいいます。
そのため、英語で話す場合は、以下のような構造が必要不可欠です。
●結論から先に話す
●理由・根拠を必ずセットで伝える
日本語のコミュニケーションでは、前提や背景から話し始めたり、結論を最後に持ってきたりすることが多いですよね。
これは、決して「非論理的」なのではなく、日本語独自の論理構造なのですが、日本語と英語の論理構造は大きく違うのです。
英語で論理的に考えるなら、考え方そのものを英語仕様に切り替える必要があります。
日本語の感覚のまま英語を話すと、素晴らしい内容を発信しているにもかかわらず、「何を言っているか分からない」と評価されかねないのです。
英語の具体的な話し方
先ほど紹介したように、英語で論理的に話すには、以下の要素が必要不可欠です。
●結論から先に話す
●理由・根拠を必ずセットで伝える
結論を先に話す
「結論を先に話す」とはどういうことなのか、具体例とともに見ていきましょう。
まずはNG例です。

I checked the data, and there were some problems, so I think maybe we should change the plan.
(データを確認したところ、いくつか問題があったので、計画を変えたほうがいいかもしれないです)
このように、結論を後回しにした言い方だと、「何を言いたいか分からない」と受け取られる可能性が高いです。
以下のように言い換えるのがおすすめです。

We should change the plan.
(計画を変更すべきです)
I checked the data, and there are some problems.
データをチェックしたところ、いくつかの問題があります)
結論をズバッと先に言うことで、英語話者への印象が大きく変わります。
理由・根拠を必ずセットで伝える
英語で意見を言う場合は、必ず理由や根拠をセットにして伝えるようにしましょう。
ただ意見を言いっぱなしでは、「弱い意見」ととらえられてしまいます。

I think we should use this tool.
(このツールを使うべきだと思います)
Because it is easy to use and saves time.
(使いやすく、時間の節約にもなるからです)
ただ「ツールを使うべきだと思う」と言っただけでは、意見は聞き入れてもらえない可能性が高いでしょう。
なぜそう思うのか、必ず理由を添え、分かりやすく伝えましょう。
慣れてきたら、主張と理由を一文につなげて話すことに挑戦してみてください。

We should change the plan because the current one is too expensive.
(現行のプランはコストが高すぎるため、変更すべきです)

I think this option is better because it is faster and simpler.
(この選択肢のほうが、より速くてシンプルなので良いと思います)
まとめ
英語で論理的に話すためには、以下のポイントを守るのが鉄則です。
●結論から先に話す
●理由・根拠を必ずセットで伝える
たとえば、以下のような言い方では、英語話者に伝わりません。

I was thinking about the meeting, and it might be better to start earlier.
(会議について考えていたのですが、少し早く始めたほうがいいかもしれません)
以下のように言い換えるのがおすすめです。

We should start the meeting earlier.
(会議はもっと早く始めるべきです)
It will give us more time to discuss important points.
(重要なポイントについて話し合う時間を多く確保できます)
日本語コミュニケーションの、空気を読んだ、控えめな言い方が「悪い」というわけではありません。
ただ、国際社会で発言した内容を「もっと聞いてもらう」 「分かってもらう」ために、まずは英語で「分かりやすく話す」ことを意識してみてください。

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